ひよっこ散歩帖

ライトな書評・映画評・ドラマ評から、ちょっぴり腰を据えて考えたことまで。自分の文章で、誰かの世界の見え方をちょっとでも変えられたら幸せです。

佐藤航陽『お金2.0』書評

たまにはビジネス書も読んでみたので、その書評を。 内容のざっくりとしたまとめ 「お金とは何か?」という問いに対する仮説を提示 そのうえで、資本主義の時代から価値主義の時代への移行期だと指摘 価値主義の時代は、人生の目的/意義がお金よりも重要なフ…

國分功一郎『中動態の世界』書評

今日は書評をば。 先日読んだ『暇と退屈の倫理学』に続き、國分功一朗氏の話題作を読んでみました。 思ったより『哲学書』といった感じでした。笑 かなりわかりやすい文体で書かれてはいましたが、久しぶりにこうした哲学書を読んで、学生の頃の気持ちを少し…

坂元裕二『カルテット』ドラマ評

今回はドラマ評をば。 ブログタイトルに『ひよっこ』が入ってるくらいなので、わりとテレビドラマを観るのとか、テレビドラマを見てあれこれ考えることが好きです。 なので、基本的に観たテレビドラマについてはメモ書きを残していこうかなと思います。 今日…

東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』書評

今日は先日毎日新聞か何かの賞を受賞したことで話題になったこの本。 気鋭の思想家・東浩紀の気合作である。 『動物化するポストモダン』『ゲーム的リアリズムの誕生』『弱いつながり』の三冊は読んだことがあったし、現代社会をどう生きるかという命題を考…

國分功一郎『暇と退屈の倫理学』書評

先週書きかけた『僕が「女遊びしてこそ男は一人前だ」的な価値観が嫌いな理由』という論考ですが、なかなか書き進める時間が取れず、続きが書けていません... ただこれは僕にとってかなり大事なテーマの一つなので、できれば今月中には続きを書きあげたいと…

宇野常寛『母性のディストピア』書評

今日は書評です。 ここ1,2週間くらいちまちまと読んでいた宇野常寛著の『母性のディストピア』をようやく読了。 ざっくり言うと、戦後の日本社会を覆いつくす性質(「母性のディストピア」)について、サブカルチャー(とりわけ宮崎駿・富野由悠季・押井守とい…