ひよっこ散歩帖

ライトな書評・映画評・ドラマ評から、ちょっぴり腰を据えて考えたことまで。自分の文章で、誰かの世界の見え方をちょっとでも変えられたら幸せです。

竹田青嗣・西研『はじめての哲学史ー強く深く考えるために』書評

久々の書評。

ページ数のわりに、西洋哲学史のエッセンスがこれでもかと網羅された、とても重厚な書物だった。

 

 

現代において哲学者は特殊な専門職だと思われがちだが、この本を読むと、哲学がいかに普遍的な問題なのかがわかる。

誰もが当たり前に感じる感覚を、徹底的に突き詰めて考え、時にブレークスルーを突破しているのが哲学者。

むしろ現代でいうと、巨大テック企業のリーダーなどのポジションに近いだろう。

 

 

また、結局哲学は同じような問題を反復しているのだということもわかる。

そう考えると、哲学について学ぶことは、アクチュアルな問題について考える際にも役立つとわかる。

Amazonについて考えるのと、ソクラテスについて考えるのは、実は根っこでは同じことなのかもしれない。

 

 

今後も哲学について学び続けたい、そう思わされた。