ひよっこ散歩帖

ライトな書評・映画評・ドラマ評から、日々の雑感、ちょっぴり腰を据えて考えたことまで。自分の文章で、誰かの世界の見え方をちょっとでも変えられたら幸せです。

乙武洋匡『車輪の上』書評

乙武さんの新作。

なんか、『五体不満足』以来だとか。

 

障がい者」というレッテルを、そのイメージから最も遠い「ホスト」とぶつけてみたらどうなるか試した思考実験。

乙武さんが書いているだけあって、かなりリアルに感じた。

そして結論はやはり、「障がい者かどうかは関係なく、自分がやりたいことをやればいい」。

良い本だった。

 

タイトルはヘルマン・ヘッセの『車輪の下』のパロディだと思う。周りから貼られた「優等生」のレッテルとのギャップに苦しみ、最終的には破滅に至る少年を描いた『車輪の下』と、本作。綺麗な対比構造になっているなと思った。

 

小説はするする読めてしまう。

するする読めてしまうわりに学びが多いので、3,4冊に1冊は挟んでもいいかなと思った。